一般社団法人 全国中小建設工事業団体連合会
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会長挨拶

会員のサポート体制の強化に鋭意邁進

会長 小久保 忠廣

 全中連は、中小建設事業者の経営支援を図るとともに健全な発展に寄与することを目的に新たな組織として設立され、会員の皆様とともに中小建設事業者の地位向上と建設技能者の待遇改善を図る事業に鋭意取り組んでいるところでございます。

 さて最近の建設業界におきましては、働き方改革関連法や新・担い手3法の施行、建設業界の新しい制度インフラとして整備された建設キャリアアップシステムの本格的な運用開始、消費税率10%への引き上げ、外国人技能実習生・就労者受入に関する告示等の改正、また多発した風水害への対応のあり方など、今後の業界に様々な影響を与える大きな動きが数多く見られました。

 平成31年4月1日に施行された働き方改革関連法(労働基準法、雇用対策法、労働安全衛生法等の計8本の改正法で構成)では、全業種に時間外労働の罰則付き上限規制が導入されました。建設業界に対する適用は企業の規模に関係なく5年間の猶予があり2024年4月1日からの適用となりますが、業界で一番影響が大きいと考えられるのがこの時間外労働の件ですので、事業主の皆様、並びに従業員の皆様は2024年までに充分な対応を進めておく必要があると考えます。

 建設キャリアアップシステムに関しては、令和2年4月30日時点における事業者・技能者の登録数は事業者46,789、技能者241,260となっておりますが、全中連では会員の皆様の登録作業のサポートを目的とした提携行政書士との代理申請事業を開始しました。また建設キャリアアップシステムに付随し現在各専門工事業業界においては技能者の能力評価基準の策定が順次進んでおり、現在までに9職種の評価基準が国土交通大臣より認定を受けております。この能力評価基準は、「建設技能者の能力評価制度に関する告示」及び、「建設技能者の能力評価制度に関するガイドライン」に基づき策定されるものですが、評価基準の内容としては4段階の各レベルにおいて想定する技能者像やレベル基準が示され、それぞれのレベルは就業日数、保有資格、職長・班長としての就業日数で分けられております。これらの基準を建設キャリアアップシステムに登録された情報と照らし、各技能者の技能レベルが評価されることになりますが、今後は国、地方並びに民間における様々な面でシステムに登録した事業所並びに技能者の活用が広く図られることになると考えます。

 また、同じく技能者の能力評価制度に関わってくる職長・安全衛生責任者教育においては、講師の派遣による地元での教育講習の開催態勢も整えておりますので、いつでも全中連事務局へご連絡を頂ければと存じます

 全中連としましては、会員の皆様の建設キャリアアップシステムへの対応サポートを順次進めてゆく所存でありますので宜しくお願い致します。

 また、工事現場における事故等への対応と各会員事業所の経営の安定をサポートすることを目的とした全中連トータルサポートプランを損害保険ジャパン株式会社とこの度立ち上げました。全中連トータルサポートプランでは様々な業態に対応できる保険を念頭に設計し、団体ならではのスケールメリットを適用した割安な保険料を実現しておりますので、是非とも積極的なご利用をお願い致します。

 現在我々の業界は非常に速いスピードを持って将来を見据えた急激な変革が行われようとしていますが、全中連では全国の幅広い会員の皆様への更なるご期待に添えるよう、サポート体制の強化に邁進してゆく所存です。